ローテーションの柱として期待のかかる先発西が初回を無失点で切り抜けると、その裏Bs打線が猛攻を見せる。
1番宗が、ファーストストライクを積極的に振りぬくと、打球はBsファンの待つライトスタンド一直線。この後、安達、ロメロが四球を選びチャンスを得ると、ダブルスチールに相手のエラーも重なり1点を追加。さらに続くチャンスでマレーロがタイムリー2BHを放ち3-0。

一方、先発の西は2回以降も落ち着いた投球を見せ、3回無失点の好投。順調な調整ぶりを見せた。Bs投手陣は、この後3点を奪われ同点とされるが、逆転は許さない。9回は新守護神増井がピンチを招くものの、最後は力強いストレートで三振を奪い無失点。

この試合、3-3の引き分けに終わったが、宗が先頭打者HRを含む2安打1盗塁と躍動。投手陣では、西が安定した投球、守護神増井の移籍後初登板など、収穫のある試合となった。

「西はボールをしっかり操れていたし、順調じゃないかな。山岡は、点は取られたけどボール自体はよかった。増井はまだまだこれから。段階を踏んでいってくれたらいい。K-鈴木は前回と違って落ち着いていたね。
宗は長打もそうだけど、足を生かしたヒットもよかった。いい仕事をしてくれた。守備はまだまだだからゲームでどんどん経験して覚えていってほしい。
全員が次の塁に行けるチャンスがあればトライしている。こういうことを続けていかないといけないね。」

＜先発3回を2安打無失点の好投！＞
「結果は気にせず、バッターとしっかり勝負することを意識していました。紅白戦とは違った雰囲気で、気持ちの高ぶりなどもありましたが、落ち着いて投げることができました。今日はそこが一番の収穫ですね。オープン戦は、いろいろ試せる時期なので、今のうちにいろいろ試していきます。」

＜先頭打者HRを含む2安打1盗塁の活躍で猛アピール！＞
「先頭打者HRは少し詰まった感じがしたので、入ると思いませんでした。一番バッターとして、ストレートを一発で仕留めようと思っていたのでよかったです。守備では見たことのない打球を見ることができましたし、いい経験ができていると思います。とにかく毎試合全力で臨んできます。」