

3回までに3本塁打で逆転も、終盤に再逆転を許す



長かった11連戦の最後は、敵地仙台での楽天戦。先発のK-鈴木は初回にいきなり先頭打者へ三塁打を浴びるなど先制点を与えるが、打線は2回に中川が甘く入ってきたストレートを叩き、左中間スタンドへ飛び込む2号ソロホームランですぐさま同点!さらに1死後には、山足が変化球を捉えると、今季初アーチとなる勝ち越し弾がレフトスタンドへ飛び込み、この回2本塁打で逆転に成功する!
逆転してもらったK-鈴木だが、2回裏に先頭打者E浅村に同点弾を被弾。だが3回に打線は1死1塁の場面で吉田正が低めの変化球を振り抜き、自己最多に並ぶ26号の勝ち越し弾を右中間スタンドへ放り込む!
K-鈴木は4回にも先頭打者への三塁打から1点を失ったが、続く5回は三者凡退に抑え、5回3失点でマウンドを救援陣に託す!
しかし7回から登板した海田は2死1,3塁のピンチでE代打・フェルナンドに同点打を浴びると、8回には増井が四球で走者を出し、その後連打で2点の勝ち越しを許してしまう。
連敗を止めるべく、もう1度追いつきたい打線だが、8回に作った2死満塁のチャンスを逃すなど、4回以降は追加点を奪えず試合終了となり、11連戦を2勝8敗1分と痛い負け越しで終えた。
◇西村 徳文 監督
「序盤に中川、山足がよく打ってくれたね。正尚もナイスバッティング。ただ4回以降になんとか追加点を取っていかないとこういう展開になってしまうということ。7回の守備のところもそうだし、8回の走塁のところもそうだけど、終盤に判断ミスが出てしまっているということは使っている監督の責任。苦しい戦いが続いているけど、まだ試合があるわけですから、前を向いてやっていくしかない。」
◇K-鈴木 投手

<先発5回を投げ、被安打4、失点3>
「打たれたボールはすべて高めに浮いていましたし、ボール先行でカウント不利の場面が多く、苦しいピッチングになってしまいました。フォアボールが少なく、なんとかリードを保てたところは良かったですが、もっとテンポよく投げなければいけませんでした。」
◇中川 圭太 選手
<2回無死から、左中間スタンドへ飛び込む2号同点ソロHRを放つ!>
「ストレートにキレがあることはわかっていたので、無駄な動きを少なくコンパクトにスイングすることを心掛けていました。早い回に同点に追いつくことができてよかったです!」
◇山足 達也 選手
<2回1死から、レフトスタンドへ今季第1号となる勝ち越しソロHRを放つ!>
「感触は完璧でした!キレのあるストレートに振り負けないように、攻めの姿勢で打席に入っていましたが、スライダーにうまく反応できました!」
◇吉田 正尚 選手

<3回1死1塁から、右中間スタンドへ自身シーズン最多タイとなる26号勝ち越し2ランHRを放つ!>
「カーブにうまく反応できましたし、しっかり捉えることができました!勝ち越しのホームランになってくれてよかったです!」