

ドラ1宮城&ドラ2紅林のルーキーコンビが大活躍し、山崎勝己引退試合に華を添える!



2020年の京セラドーム大阪最終戦はファイターズ戦。今季3度目の先発を任されたD1ルーキーの宮城は、初回に先頭打者へいきなり四球を与えると、そこから2点の先制を許す。
だが打線は2回、1死1塁の場面で大下がフルカウントから外角高めのボール気味の変化球を右中間へ弾き返し、タイムリー2ベースヒット!続く頓宮も真ん中へ甘く入ってきた変化球を振り抜き、左中間スタンドへ逆転の2号2ランホームランを叩き込む!
4回までに98球と球数が増える宮城は、5回に1死から3連打を浴びて同点に追いつかれたが、1死1,2塁のピンチを切り抜け、5回3失点でマウンドを降りる。
すると直後の裏、佐野が相手エラーで出塁するなど2死2塁のチャンスを作ると、3番に抜擢されたD2ルーキーの紅林が、レフト前へ勝ち越しのタイムリーヒット!これにより、宮城に勝利投手のチャンスが生まれる!
逃げ切りを狙うバファローズは、6回を齋藤と吉田凌の2人で無失点!7回は比嘉が三者凡退!8回は漆原が無失点!
8回裏、今シーズン限りでの引退を発表している山崎勝己が代打で登場!最後の打席はサードゴロに終わり、そのまま9回のマスクをかぶる!
そして9回のマウンドには鈴木が登板!ピンチこそ招いたが、この回を無失点で終わらせ、試合終了!
5回にドラ2ルーキー紅林が決勝打を放ち、ドラ1ルーキー宮城がプロ初勝利!さらに鈴木がプロ初セーブを記録!今季京セラドーム大阪最終戦、そして山崎勝己引退試合を勝利で飾った!
◇中嶋 聡 監督代行
「宮城は、今までの内容の中では一番悪かったですね。変化球もそうですし、高さという部分も操れていなかったと思います。まっすぐ自体は悪くなかったんですが、狙ったところに投げる精度がなかったと思います。それでも、あれくらいの点に収めてこられるというのはやはり素晴らしいですよね。一年目のラスト登板で勝ちが付くというのはなかなかないと思いますので、勝ちがつけられて本当によかったです。
打つ方でも、同級生の紅林が決勝タイムリーですからね。なんかいいですよね。
漆原もよかったですし、(鈴木)優もヒットは打たれましたけど、あの1点差を守り切れたということは大きいですよね。ホームの最終戦はどうしても勝ちたいという気持ちがあって、そういった競った試合の中で若い選手が勝ち投手であったり、決勝タイムリーであったり、セーブであったり、そういったものをあげられたということは本当に大きいと思います。」
◇宮城 大弥 投手

<先発5回を投げ、7安打、7奪三振、3失点と粘りのピッチングでプロ初勝利!!>
「今日は追い込んでからのピッチングが課題だと思います。先に2ストライクと追い込んでからタイムリーを打たれたり、ファールで粘られて四球を出してしまっていました。追い込みながらも決めきれないという中で、球数も多くなってしまいましたし、もっともっとそういった点を工夫していかなければいけないと思います。」
◇大下 誠一郎 選手

<2回1死1塁から、ライトへタイムリー2BHを放つ!>
「打ったのはチェンジアップです。高めのボールをうまく逆方向に打つことができました!打った瞬間、抜けてくれると思いましたし、タイムリーヒットになってくれてよかったです!」
◇頓宮 裕真 選手

<2回1死2塁から、レフトスタンドへ飛び込む2号逆転2ランHRを放つ!>
「打ったのはスライダーです。逆方向に打とうと思っていましたが、近めに入ってきたボールをうまく捉えられました!宮城の為にも、(山崎)勝己さんの為にも、打ててよかったです!」
◇紅林 弘太郎 選手

<5回2死2塁から、レフトへ勝ち越しタイムリーヒットを放つ!>
「打ったのはカーブです。ここで打ったらヒーローになれるなと思いながら、マイナス思考にならないように打席に入っていました。2塁ランナーが佐野さんでしたし、外野に抜けてくれればセーフになってくれると思っていたので、なんとか打ててよかったです!」