

2021年オープン戦 第1戦



バファローズは本拠地京セラドーム大阪にて、今季初のオープン戦を戦いました。
先発の田嶋は低めをていねいに突くピッチングで、相手打線に的を絞らせない。4回に1点は奪われるものの、内野ゴロの山を築くなど持ち味を十分に発揮し、先発4回を3安打1失点の好内容。田嶋は開幕へ向けて順調な調整をアピールした。
一方、バファローズ打線は2回、モヤの2BHでチャンスを作ると、続くジョーンズがセンターへきっちりとタイムリーヒットを運び鮮やかに先制。その後も頓宮に2ランHRが飛び出し、この回一気に3点を奪う猛攻を見せる。逆転された6回には2死から杉本、伏見の連続ヒットでチャンスメイクすると、佐野皓が右中間を破る走者一掃のタイムリー2BHで試合を振り出しに戻す。更に、勝ち越された7回にも宜保が左中間へ同点タイムリー3BHを放つなど、相手に試合の主導権を渡さない。
試合はそのまま6-6、引き分けでゲームセット。この試合、先発ローテーションの柱としての期待が大きい田嶋は4イニングを投げ1失点と順調な調整ぶりをアピールすると、打線では主軸候補のジョーンズ、モヤ、吉田正らもきっちりと安打を放ち、正捕手奪取を狙う頓宮がオープン戦1号HRを放つなど、グッドコンテンツのゲームとなった。
◇中嶋 聡 監督
「ジョーンズは今年初めての対外試合でのファーストコンタクトとしてはよかったんじゃないですかね。これから整えていくということだけだと思います。頓宮、佐野皓は、まだまだ開幕へ向けての過程ですからね。これからも続けていってほしいと思います。田嶋はキャンプの時から、コーナーや高さ、いろいろ考えてやっていましたし、順調じゃないですかね。バッターが右左関係なくコースに投げ分けられていると思います。
お客さんは入っていますけど、声を出すことができませんので、静かでしたね。それでも拍手などで感じることができましたし、嬉しいですよね。」
◇ 田嶋 大樹 投手

<先発4回を3安打、1失点の好投!順調な調整をアピール!>
「今日は、低いゾーンとボールの質で勝負することを意識してマウンドへ上がりました。精度の部分もそうですが、前回登板よりはいい感じで投げられたと思います。開幕までの残りの期間も、まずはケガをしないこと、そしていい状態で開幕を迎えられるように、これまで練習してきたことを継続して続けていきたいと思います。」
◇ 頓宮 裕真 選手

<2回2死1塁から、左中間スタンドへ飛び込む2ランHRを放つ!>
「打ったのはカットボールだと思います。感触もよかったですし、ここまでなかなか打てていなかったので、とにかく1本出てくれてよかったです!」