バファローズの先発は自身初となる開幕投手が内定している山本。山本は150キロを超えるストレート、シュート、カットボールを軸にピッチングを組み立てる。2回にエラーなども絡んで失点は許すものの、開幕へ向けて収穫の多いマウンドとなった。

一方、なんとか逆転したい打線は7回、杉本、モヤの連続ヒットなどで1死満塁のチャンスを作ると、福田の押し出しデッドボールで1点を返す。

6回からは即戦力ルーキーの中川颯がオープン戦初登板を果たす。中川颯は2イニングス目に1点は奪われるが、持ち味の緩急を使ったピッチングで開幕へ向けて好アピールした。

試合の方は1－5で敗戦となるものの、この試合、開幕投手が内定している山本が5イニング76球を投げ切り、即戦力ルーキーの中川も2イニングを1安打1失点の好投を見せるなど、収穫も多いゲームとなった。

「由伸は点を取られるとか取られないとかそういう問題ではないですからね。自分のピッチング、精度を上げていくだけです。中川颯は、もう少し長いイニングを投げるのを見たいですね。
エラーは誰もしたくてしているわけではないですけど、同じことをしていたら出られないということですよね。その精度を上げて、どう修正していくかが大事だということです。」

＜先発5回を5安打3失点の内容。開幕へ向けて徐々に調子を上げていく！＞
「ストライク先行を意識して、色々試して投げましたが、もう少しストライク先行でいけたらと思います。体の状態は全く問題ないのですが、感覚的なところもそうですし、開幕までにしっかりと状態を上げて行けたらと思います。（HRを打たれた場面は）抜けて真ん中に入ってしまいました。一番ダメな打たれ方だったと思います。しかし、ホームランの後や、点を取られた後は大事になってきますので、もう1度一からといいますか、冷静にいこうという気持ちで投げました
開幕戦、自信を持ってマウンドへあがれるようにこれからも調整していきます。」