

2021年オープン戦 第15戦



今季シーズンを通して先発ローテーションとしてフル回転の活躍が期待される宮城がバファローズ先発のマウンドに立つ。宮城は、右バッターのインサイドへ切れ込むクロスファイヤーと切れ味抜群のスライダーを軸に、4回までに9個の三振を奪うなど序盤は相手打線を圧倒。6回に1点は失うものの、宮城は6イニングを投げ3安打1失点の好投。11個の三振を奪うなど抜群の仕上がりをアピールした。
一方、バファローズ打線は、7回1死1塁から太田のライトオーバー2BHと相手のミスが絡む間に同点に追い付く。
試合の方は7回に失点し、1-2で敗れはしたものの、この試合、先発の宮城は6回を投げ、1失点にまとめる好投で、11個の三振を奪うなど、圧巻の投球を披露。打つ方ではT-岡田が2本のヒットを放つなど、開幕へ向けての好材料も多く見られるゲームとなった。
◇ 中嶋 聡 監督
「宮城は、昨年と比べてカーブの精度も上がっていますし、安定していいピッチングをしてくれています。能見は、順調じゃないですか。シーズンではしっかりと働いてもらいますよ。
今日は相手の先発ピッチャーもよかったと思いますが、少ないチャンスでなんとかしなければいけないということですね。バントの失敗もありましたし、相手にどういうプレッシャーをかけられるかというところが大事になってきます。動くところは動くし、送るところは送る。どうやって点につなげるかということをベンチも含めて考えていきたいと思います。
明日、オープン戦は最終戦になりますが、特別何かを試すということはしません。開幕へ向けて選手の調子をあげること、そこへベストをもっていくということです。
いろいろなミスはこれからももちろんあると思いますが、そこに一喜一憂することなく、チームとして進んでいけるようにしていきたいと思います。」
◇ 宮城 大弥 投手
<先発6回を投げ3安打1失点の好投。11個の三振を奪うなど、抜群の仕上がりをアピール!>
「初回から5回までは、身体のバランスだったり、テンポを意識して自分のボールを投げられたと思います。今日は、よかったと思えるボールがオープン戦の中では一番多かったと思います。6回は先頭を出したくないという気持ちが先走ってしまい、ボール先行になって、長打を打たれてしまいました。ピッチャーライナーも捕れるボールを捕れないことが失点につながってしまいましたので、そういうところをしっかりとやっていきたいと思います。これからもケガをせず、いい状態で開幕を迎えられるように調整していきます。」