先発山本は初回、E山崎剛から今季200個目となる三振を奪うなどこの回を3人で片付けると、その後もE打線を零封していく！

先制点が欲しい打線は5回、二死2塁の好機で紅林が三遊間をゴロで破るレフト前タイムリーヒットを放ち、待望の先取点を奪う！

山本は6回、二死2塁のピンチでE浅村に三遊間へヒット性の当たりを許したが、紅林がこの打球を好捕し、1塁送球で間一髪アウト！今度は守備で山本を助ける！

迎えた7回、打線は二死1,3塁の好機で紅林がライト前の浅いところへ打球を返すと、これが前進してきたE岡島のグラブを弾くタイムリーヒットに！貴重な2点目を奪う！

さらに9回には一死2,3塁の好機を得ると、安達が三塁方向へスクイズ！これが決まると、2塁走者の代走後藤も相手守備の隙を突いて生還し、4点差に！

9回裏のマウンドに上がった山本は、ライト後藤のフェンス際でのスーパーキャッチに助けられるなど、最終回を三者凡退に抑えて試合終了！

バファローズはなんとしても勝利したい最終戦に見事に勝ちきり、2021年シーズンを70勝55敗18分で終了。悲願の優勝へ向けてあとは吉報を信じて、全員で待つ！

「由伸は本当に凄いピッチャーだと思います。しんどいゲームだということは分かっていたんですけど、それを0でしっかり投げ切ってくれた。彼に関しては、数字が物語るように、常に安定していたと思いますし、その中でも自分の中で状態が下がったりしたときも、うまくまとめたのかなと思います。
紅林は形がどうであれ、ここというところの気持ちの部分で、本当によくついていったと思います。いいタイムリーでした。
彼もショートという難しいポジションで、うちには安達という存在がいたんですけど、それでも食らいついて最後までよくやったと思います。
（ツーランスクイズについて）いろんな細かいことをキャンプからやってきて、こういう大事な場面で決められるというのはいいことですし、チームとしてやろうとしたことができてきたのかなと。
（チームに対する手応えについて）簡単に負けなくなりましたし、諦めなくなった。大きな連敗があまりなかったと思います。諦めない姿勢を出すことができたのかなと思います。チーム自体のスキルが上がってくることがいいことですよね。誰がというより“チームとして”ですね。
シーズンの終盤は誰もが苦しかったと思います。その中でも、しがみついてがんばることができた。いつ落ちてもおかしくない状況だったんですけど、それをピッチャー陣が止めてくれたりとか、本当にがんばったと思います。
シーズンの結果はどうなるか分かりませんけど、最後までいい勝負ができたということがよかったと思います。
この先も、CSとその先まで、なんとか試合ができるようにがんばります。」

＜今日のヒーロー！シーズン最終戦を勝利で飾る9回4安打完封の快投！球団新記録となる自身15連勝を達成し、今季18勝目を挙げる！！＞
「とにかく勝つことだけを考えて思い切り腕を振りました。（田中投手との投げ合いについて）シーズン最後に投げ合えると思っていなかったので、試合前からすごくワクワクしていたんですけど、とにかく落ち着いて投げようと自分を抑えていました。試合前のブルペンからボールも走っていたので、自信を持って腕を振れたと思います。
（シーズンを振り返って）本当にいろんな方にサポートして頂いて、自分の実力以上の数字になったんだと思います。その方々に、この一年間の感謝の言葉を伝えたいと思います。（優勝を待つファンに向けて）相手の結果待ちという形になってしまったんですけど、最後まで信じて僕達も待とうと思います。
一年間、本当にありがとうございました！またここからも熱い戦いをしていきたいと思います！これからもご声援よろしくお願いします！」

＜5回2死2塁から、レフトへ先制タイムリーヒットを放つ！＞
「打ったのはスプリットです。追い込まれていましたし、形というよりもなんとか食らいついていこうと思って、気持ちで打ちました！当たりはよくなかったんですが、いいところに飛んでくれてよかったです！」

＜7回2死1,3塁から、ライトへタイムリーヒットを放つ！＞
「打ったのは真っすぐです。前の打席もそうでしたが、いいところに飛んでくれました！由伸さんが頑張って投げていたので、なんとか追加点を取れてよかったです！」