

地元神戸での胴上げへ、代打ジョーンズが値千金の一撃!



後がなくなったバファローズの先発を任されたのは山崎福。初回こそ無失点に抑えるが2回に併殺の間に先制点を許してしまう。
反撃したい打線は4回、二死から吉田正が二塁打を放ちチャンスを作ると、杉本がセンター前に弾き返し同点に追いつく!
しかし4回裏に、この回先頭のS村上からソロアーチを浴び勝ち越しを許してしまう。
ビハインドで迎えた6回、二死1、2塁のチャンスでT-岡田がライトへ同点のタイムリーヒットを放って試合を振り出しに戻す!
勢いに乗る打線は7回、先頭の紅林がヒットで出塁すると、伏見が送りバントを決めチャンスメイク!ここで今日8番に入った太田が右中間へタイムリー3ベースヒットを放って勝ち越しに成功!さらに代打モヤが貴重なタイムリーヒットをライト前に落とし、この回2点のリードを得る!
8回表にも伏見のタイムリーで1点を加え、3点差で迎えた8回裏にはヒギンスが登板。しかし2人の打者に四球を与えると、S山田に痛恨の3ランHRを被弾し追いつかれてしまう。ヒギンスは1アウトを取ったところで降板。手術からの復帰登板となる山岡が後続を断つ。
絶対に負けられないバファローズは9回表、ジョーンズが代打で登場。Sマクガフのインコース直球を振りぬくと打球はレフトスタンドへ一直線!値千金の勝ち越し弾となる!
9回裏は守護神平野佳がこのシリーズ初登板。先頭打者に四球を与えるも後続を抑え、バファローズは1点差で薄氷の勝利!戦績を2勝3敗とし、地元ほっともっとフィールド神戸での胴上げに向けて全員で突き進む!
◇ 中嶋 聡 監督

<SMBC日本シリーズ2021 第5戦 勝利監督インタビュー!>
「なんとかひとつ勝ててよかったです。
紅林、太田と、若い力で点を取ってくれて、チームに勢いと勇気をつけてくれたと思います。
同点に追い付かれて、ベンチが沈んでいる中だったんですが、ジョーンズが一振りで流れを変えてくれて、本当に頼もしいです。
最後まであきらめない姿勢、選手たちはよく見せてくれています。神戸に帰ると言った手前、なんとか神戸に帰れるようになってよかったです(笑)
明後日も追い込まれている状況は変わらないんですけど、最後まであきらめないでがんばります。熱が上がらなかったら、山本由伸で、タイに戻せるようにがんばります!」
◇ アダム・ジョーンズ 選手

<今日のヒーロー!5-5で迎えた9回に代打で登場し勝ち越しの一打となるソロHR!チームを勝利に導く値千金の決勝弾を放つ!!>
「今日の試合というのは、本当にあとが無いギリギリのところだったので、あの場面で打つことができて本当によかったです!これから神戸に戻って、試合は続いていきますけど、ファンのみなさん、たくさんの方に球場に来ていただいて、応援して欲しいと思います。
(9回の場面は)代打という役割の準備をしっかりしながら、真っすぐが来たらしっかりと捉えていこうという意識で、しっかりと打つことが出来ました!
いい当たりだったので、手の方には感触は無かったです。
(チームの雰囲気は)このチームは“最後の最後まで諦めない”、“最後のアウトまで諦めない”、“相手チームの勝利が決まるまで絶対に諦めない”という中で、毎試合戦っています。
みなさん、神戸に応援に来てください!そしてみなさんが持たれている旗を掲げて応援をお願いします!山本投手が投げることになるので、いい試合ができると思います!みなさん応援よろしくお願いします!」
<9回無死から、レフトスタンドへ勝ち越しとなる代打ソロHRを放つ!>
「打ったのはストレート。自分の与えられた役割を果たそうとしっかりと準備していたし、高めに来たボールをしっかりと捉えることが出来たよ!この試合が大事だとみんなが分かっていたと思うし、大事な場面で打つことが出来てよかったね!」
◇ 山崎 福也 投手

<先発5回2/3を投げ、被安打5、奪三振5、失点2>
「ホームランを打たれてしまったところは反省点ですが、調子自体もよかったですし、試合中は思っていたよりも緊張せずに、しっかり集中してゲームメイクが出来たと思います。」
◇ 杉本 裕太郎 選手

<4回2死2塁から、センターへ一時同点打となるタイムリーヒットを放つ!>
「打ったのはスライダーです。なんとか正尚を還すことだけ考えて打席に入っていました。振りすぎないように意識していましたし、いいところに飛んでくれました!」
◇ T-岡田 選手

<6回2死1,2塁から、ライトへ一時同点打となるタイムリーヒットを放つ!>
「打ったのはツーシームだと思います。正尚がよく走ってくれましたし、“気持ち”で打ちました!なにがなんでも勝って、神戸に帰れるように頑張ります!」
◇ 太田 椋 選手

<7回1死2塁から、右中間へ一時勝ち越しとなるタイムリー3BHを放つ!>
「打ったのはスライダーです。このシリーズで初めての出場でしたし、しっかりとランナーを還すこと、後ろにつなぐことを考えて打席に入っていました。打った感触もよかったですし、打球が抜けてくれてうれしかったです!」
◇ スティーブン・モヤ 選手

<7回1死3塁から、ライトへタイムリーヒットを放つ!>
「打ったのはインコースのストレート。少しボール気味のコースだったけど、なんとかヒットになってくれてよかったし、いいところに落ちてくれてよかったよ!」