

5時間超えの熱戦は引き分けに終わる



神宮球場で迎えるSMBC日本シリーズ2022第2戦。
先発の山崎福は初回、緩急を活かした投球で上々の立ち上がりを見せる!
続く2回に2死1,2塁とピンチを招いた山崎福だったが、Sサイスニードから見逃し三振を奪い無失点で切り抜ける。
すると打線は3回、先頭の紅林がツーベースヒットを放ちチャンスを作ると1死3塁から
山崎福が自らを援護するタイムリーヒットで先制に成功!
なおも1,2塁から宗がライト前へヒットを放つとSサンタナの守備がもたつく間に、二塁走者の山崎福がホームへ生還し2点目を奪う!
さらなる追加点を狙う打線は5回、この日1番セカンドで先発出場の先頭安達がツーベースヒットでチャンスメイク!その後宗の進塁打などで2死1,3塁とすると杉本のサードへタイムリー内野安打で貴重な追加点をあげる!
4回まで無失点に抑えていた山崎福だが、5回からは山崎颯がマウンドにあがり早めの継投策に入る。山崎颯は5回、6回とランナーを出すも力強いストレートを軸に2イニングを0点に封じる!
7回は宇田川が登板。2死からS塩見にヒットを打たれるも続く代打のS青木から高めの速球で空振り三振に切って取る!
8回はワゲスパックが2死から連打と四球で満塁のピンチの場面を迎えるも、最後はS長岡から空振り三振を奪いS打線の得点を許さない!
3点リードのまま迎えた9回、阿部がマウンドにあがると無死1,2からS内山にまさかの同点3ランを浴び試合は延長戦に突入。
延長10回、11回を本田、比嘉が1イニングずつ無失点に抑えると迎えた延長12回。2死から頓宮のヒットなどで1,3塁のチャンスを作る。だが伏見がライトフライに倒れ勝ち越しとはならず。
延長12回裏、この日ベンチ入りした近藤がS打線を三者凡退に抑えゲームセット。試合は引き分けに終わった。
◇ 中嶋 聡 監督
「福也は、最初から全開で行ったと思いますし、本当によく投げてくれました。よく投げてよく打ったと思います。
打線は、相手ピッチャーもいいですし、打ち崩すことは難しいですけど、その中でもどうやって1点を取るかというのが課題にはなってくると思います。中継ぎ陣もよく投げました。阿部は、打たれはしましたけど、打たれたということよりも次にやり返すことに期待しますし、その切り替えが大事。このままでは終われないと思いますしね。明後日からまた大阪ですからね。もう一回しっかりとやっていきます。」
◇ 山崎 福也 投手

<先発4回を投げ、被安打4、奪三振5、無失点>
「大事なゲームではありますが、いつもと同じようにゲームに入っていけたと思います。ランナーを背負う場面も多かったんですが、要所要所をしっかりと抑えることが出来ましたし、しっかりと自分らしいリズムで投げられたところはよかったと思います。」
<3回1死3塁から、ライトへ先制タイムリーヒットを放つ!>
「打ったのは落ち球系のボールだと思います。なんとか抜けてくれてよかったですし、先制のタイムリーになってくれてよかったです!この後のピッチングもしっかりと頑張ります!」
◇ 杉本 裕太郎 選手

<5回2死1,3塁から、サードへタイムリー内野安打を放つ!>
「打ったのはスライダーです。(山崎)福也が頑張ってくれていたので、どんな形でも追加点になってくれてよかったです。」