

吉田正の劇的サヨナラ弾!勝敗をタイに戻し、いざ神宮へ!



先発の田嶋は初回2死1,2塁のピンチを招くとSオスナにタイムリーヒットを打たれ先制を許す。さらに1,2塁からSキブレハンがライト前へヒットを放つも杉本の好返球でホームタッチアウト!
初回を最少失点で切り抜けるも、続く2回にSサンタナにソロHRを被弾し2点差とされる。
2点を追いかける打線は4回、杉本と宗の連打で1死1,2塁のチャンスを作ると2死から紅林がセンターへタイムリーヒットを放ち1点を返す!続く若月にもタイムリーツーベースヒットが飛び出し同点に追いつく!
一方の田嶋は毎回のようにランナーを背負うピッチングが続き、5回に1死1,3塁とピンチの場面を迎えたところで降板。代わって登板した比嘉が好調Sオスナを併殺に打ち取り無失点に抑える。
すると打線はその裏、吉田正が右中間スタンドへ勝ち越しとなるソロHRを叩き込む!
しかし直後の6回、この回から登板した近藤がS長岡のタイムリーヒットで同点に追いつかれると、青木にもタイムリーツーベースヒットを打たれ逆転を許す。
7回、8回は阿部と平野佳が1イニングずつ無失点に抑えると、9回はワゲスパックが三者凡退に抑える!
迎える9回裏の攻撃、S守護神マクガフから先頭の安達が四球を選ぶと、福田が送りバントで1死2塁とチャンスメイク!続く西野がピッチャーに強烈な打球を放つと、Sマクガフの一塁への送球が逸れ同点に追いつく!
中川圭は凡退するも、2死1塁で迎える打者は吉田正。カウント0-1からマクガフが投じた変化球をライトスタンド上段に叩き込み、見事サヨナラ勝利!劇的な幕切れとなった。
◇ 中嶋 聡 監督

<SMBC日本シリーズ2022第5戦 勝利監督インタビュー!>
「すごい試合になりましたね。正尚が打ってくれて、終わったなと思いました(笑)
いろんなミスもありましたし、最後はこういう形になって良かったんですけど。
もう一回仕切り直さなければいけないと思います。
なかなか勝てなかったんですけど、これで何とかタイになりました。後は勝ち抜くだけですので、本当に最後までがんばります。」
◇ 吉田 正尚 選手

<今日のヒーロー!同点に追いついた9回2死1塁からサヨナラ2ランHR!頼れる主砲の劇的な一発でこのシリーズ2勝2敗のタイに持ち込む!!>
「(今の気持ちは)感無量です!西野選手が気迫のつなぎでなんとか回ってきた打席だったので、2アウトランナー1塁でしたし、しっかり自分のスイングを心掛けて打席に入っていました!
(スタンドに入った時の気持ちは)感無量です!(笑)
本当にみんなで勝ちを取る為に、必死に1戦1戦、戦っていますので、みなさんと喜びを分かち合えたのは、非常にうれしく思っています!
今日で最後の京セラドームの試合(の予定)だったんですけど、たくさんの方に観に来ていただいて。また(2勝2敗の)タイに持ち込めたので、また神宮球場でも一戦必勝でしっかり戦っていきたいと思います!
チャンスを掴めるところまで来ていますので、残り2勝ありますけど、まずは1勝目指して明後日から頑張ってきます!!」
<5回1死から、バックスクリーン右へ一時勝ち越し打となるソロHRを放つ!>
「打ったのは真っすぐです。しっかりと1球で仕留めることが出来てよかったですし、なんとか流れを変えることが出来てよかったです!」
◇ 田嶋 大樹 投手

<先発4回1/3を投げ、被安打7、奪三振5、失点2>
「立ち上がりから先制点を許してしまい、苦しいピッチングになってしまいました。後を抑えてくれた比嘉さんもそうですし、野手陣がバックで盛り立ててくれていただけに、なんとかもっと粘り強く投げたかったです。」
◇ 紅林 弘太郎 選手

<4回2死1,2塁から、センターへタイムリーヒットを放つ!>
「打ったのは真っすぐです。追い込まれていたので、とにかく食らいついていく事だけ考えていましたし、なんとか外野まで抜けてくれてよかったです!」
◇ 若月 健矢 選手

<4回2死1,2塁から、レフト線へ一時同点打となるタイムリー2BHを放つ!>
「打ったのはカットボールだと思います。みんなでつないできたチャンスの場面でしたし、“執念”で打ちました!」