

延長12回の末、決着がつかず引き分けに終わる



先発の山下は初回にMAX159キロを計測するなど、三者連続空振り三振を奪う完璧な立ち上がりを見せるが、2回にF奈良間にタイムリーヒットを打たれ先制を許す。
しかし直後の2回裏、先頭の森がツーベースヒットで出塁し、その後相手の暴投で無死3塁とチャンスを広げると、頓宮がきっちり犠飛を放ち、すぐさま同点に追いつく!
2回に先制を許した山下だったが、3回以降は粘り強い投球で、7回までを被安打3、10奪三振1失点と相手打線を寄せ付けない!
好投する山下を援護したい打線はその裏、頓宮のヒットなどで1死1,2塁と一打勝ち越しの場面も迎えるも、後続2人が倒れ得点とはならず。
続く8回から継投に入ったバファローズは、宇田川が1イニングを三者凡退に抑えると、同点のまま迎えた9回は平野佳が登板。その平野佳は先頭打者に四球を出すも、後続を3人で打ち取り、勝ち越しは許さない!
サヨナラを狙う9回裏の攻撃は無得点に終わり、試合は延長戦に突入。
延長10回からは山岡がマウンドに登ると、2イニングをパーフェクトに抑え込む!
山岡は延長12回のマウンドにも上がると、ピンチを迎えながらも、ここを無失点で切り抜け裏の攻撃に望みを託す。なんとか得点を奪いたいバファローズだったが、裏の攻撃は三者凡退に倒れゲームセット。試合は延長12回の末、決着がつかず引き分けに終わった。
◇ 中嶋 聡 監督
「投手陣がよくがんばってくれました。それしかないと思います。
舜平大は先頭バッターへのフォアボールですね。自分が苦しみますし、その分労力も必要ですし、球数もかかりますし。反省としたらそれがありますけど、それでもよくがんばったと思います。
今日は、ピッチャーに対して申し訳ないということしかないですね。
打線はここのところずっとなんですけど、変なところで力んだり、変なところでボール球に手を出したり。分かっているんですけどね。あそこで強くなる選手であってほしいし、そういう選手にしていかないといけない。それも僕らの力不足ということだと思います。
まあ、それでも負けていないので、それをプラスにしてやっていきたいと思います。」
◇ 山下 舜平大 投手

<先発7回を投げ、被安打3、奪三振10、失点1>
「序盤は力みから、フォアボールを出してしまったり、バランスを崩してしまうところもあったんですが、投げていく中で修正しながら、なんとか最少失点で抑えることが出来たところはよかったと思います。」