同点で迎えた延長12回に勝ち越し打を浴び敗戦
1勝1敗で迎えた中日との3連戦の第3回戦。
カード勝ち越しを狙うバファローズの先発曽谷は1回、2回を三者凡退に切って取る上々の立ち上がりを見せる。3回に2死から連打で1,3塁のピンチを迎えるも、相手野手の走塁ミスを誘いこの回を無失点。4回以降は得点圏に走者を進ませない素晴らしい投球で7回まで得点を許さない。
すると打線は7回裏、ここまで打ちあぐねていたD先発梅津から宗と頓宮の連打で無死1,2塁のチャンスを演出。その後1死1,2塁となり迎えた若月がレフトへしぶとくタイムリーヒットを放ち先制に成功する!
だが直後の8回、7回無失点でマウンドを降りた曽谷に代わり本田が登板するも、DディカーソンにソロHRを被弾。同点に追いつかれてしまう。
その後1-1のまま迎えた9回の攻防は両チーム無得点に終わり、試合は延長戦へ突入。
延長10回、11回は古田島、山田が無失点に抑えるも迎えた延長12回。この回からマウンドに上がった阿部が2死2塁からD中田に痛恨の勝ち越し打を浴びる。
なんとかしたい打線だが、延長12回裏の攻撃はD守護神マルティネスの前に三者凡退に倒れ試合終了。9回以降走者を出すことが出来ず、接戦を落とした。
◇ 中嶋 聡 監督
「曽谷はよかったと思います。
(打線は)ランナーは出てますけど、最終的にランナーがいるときに(ヒットを)出せるようにというところですね。
バントもそうですし、走塁にしてもそうでしょうし。難しいと思いますが、そういったことが出来ていないからこういう苦しいゲームになってきてると思います。
若いピッチャー陣ががんばっているので、この若いピッチャー陣を育てるのは打線なので。もう少し楽に投げさせないといけない部分もあるし、そこはがんばってもらわなければいけないと思います。
明後日から、またチームも変わって場所も変わって、相手のピッチャーも変わるので、しっかりと戦っていくだけだと思います。」
◇ 曽谷 龍平 投手
<先発7回を投げ、被安打4、奪三振6、無失点>
「今日は(イニングの)先頭をしっかり抑えられましたし、フォアボールも出さずに投げられたのでいいピッチングが出来たと思います。3回の場面(2死1、3塁)も冷静に対処することが出来てよかったです。」