

エスピノーザが粘投するも中盤以降得点できず敗戦



横浜スタジアムに場所を移して行われる横浜DeNAとの3連戦。先発のエスピノーザは自身3連敗中と5月は苦しい登板が続いただけに、悪い流れを断ち切りチームの連敗も止めたい。エスピノーザは初回、ランナーを出すも無失点で立ち上がる。
打線は3回表、先頭の中川が四球で出塁すると、相手のミスで2塁へ。福田の犠打で1死3塁のチャンスを作ると、続く太田は遊ゴロに倒れるもランナーが還り 、手堅く1点を先制する。
4回まで四死球でピンチを招くも無失点と踏ん張りを見せてきたエスピノーザ。しかし迎えた5回裏、2死から四球とヒットで2死1,2塁のピンチを招くと、DBオースティンにレフトへのタイムリー2ベースヒットを打たれ同点に追いつかれてしまう。
エスピノーザを援護したい打線だが、DBケイの前に4回以降得点することができず試合は終盤へ。
継投に入ったバファローズは7回裏井口が登板するも、2ベースヒットと犠打で1死3塁のピンチを招く。ここで続くDBオースティンの三遊間を抜けそうな打球を宗が飛びつき捕球するが、ホームへの生還は許し1-2と勝ち越されてしまう。
逆転したい打線は8回表、太田のヒットなどで無死1,2塁と絶好のチャンスを作るも、後続が倒れ得点を奪うことができない。
8回裏にも1点を追加され2点ビハインドで迎えた9回表、DB森原の前に無得点に終わり1-3で試合終了。エスピノーザは6回1失点と好投するも、その後リリーフ陣が逆転を許し、打線も援護できず敗戦となった。
◇ 中嶋 聡 監督
「エスピノーザは全体的にはまとめてくれたと思いますが、(失点したところは)2アウトから(投手へのフォアボールから)ですからね。その他のところもそうですけど、フォアボールの出し方はあまり良くなかったのかなと思います。
打線は、みんな打ちたいでしょうし、結果を残したいでしょうし、それがどうしても線にならないと言いますか、どうしてもチャンスのところですね。
このままズルズル行くわけにはいきませんので、何とかしなければいけないですし、とにかく考えます。そして明日またしっかりと戦っていきます。」
◇ アンダーソン・エスピノーザ 投手

<先発6回を投げ、被安打4、奪三振5、失点1>
「試合の中で良い部分も悪い部分もありましたが、なんとか修正しながらゲームを作って、戦うことができたところはよかったと思います。ただ、2アウトから(投手相手に)フォアボールを許してしまったことが同点につながってしまいましたし、そういった部分については反省しないといけません。」