相手打線の勢いを止められず、前半戦最終戦を落とす
前半戦最終戦となる楽天イーグルスとの一戦。マウンドにはプロ2勝目を目指す佐藤が登る。
その佐藤は初回、1死1,2塁のピンチを招くとタイムリーヒットを浴び先制を許す。さらに1,2塁とするとE鈴木に3ランHRを浴び、いきなり4点のリードを奪われる。佐藤は2回にも1点を失うとここで無念の降板。ピンチで後を受けた才木は犠飛を許すものの、それ以上の得点は与えない。
反撃したいバファローズは2回裏、1死2塁から杉本が2ランHRを放つなど3点を奪い点差を縮めるも、直後の3回表に2点を返される苦しい展開が続く。
4回から吉田が登板。2イニングを無失点に抑える好リリーフを見せる。
両チーム1点ずつを奪い合い5点ビハインドのまま迎えた8回表、この回から井口が登板するも3点を失いリードを8点に広げられる。
バファローズは8回裏の攻撃で1点を返すものの、それ以上得点を奪うことができず5-12で敗戦。最後まで相手打線の勢いを止めることができず、前半戦最終戦を白星で飾ることはできなかった。
◇ 中嶋 聡 監督
「これだけお客さんが入ってくれたのに、みっともない試合になってしまって申し訳ないなという気持ちが一番ですね。
一磨は(今日は)探っているように見えますし、思い切っていくという部分では前回とは違うのかなと思います。最初からいかれてしまったんですけど、彼にはこれも勉強だと思いますので、次にしっかり返せるように。そこしかありませんので。
(ピッチャーの送球ミスなど)ああいったプレーが今年多いので。練習はしているんですけど、試合になったときにしか起こりえないですし、(ランナーを)想定しながらちゃんと練習していかなければいけないと思います。
(打線は)点を取りましたけど、ピッチャーが抑えている時に取れないという悪循環がありますので。歯車が合っていないんですけど、これをしっかりと噛み合わせないといけないですし、それができていないのはこちらの責任ですので。
(オールスターで)間が空きますので、しっかり頭の中を整理して、次に向かってやっていけたらと思います。」
◇ 佐藤 一磨 投手
<先発1回0/3を投げ、被安打4、失点6>
「このようなピッチングになってしまい、チームに申し訳ないという思いしかありません。」
◇ 杉本 裕太郎 選手
<2回1死2塁から、レフトスタンドへ飛び込む5号2ランHRを放つ!>
「打ったのは真っすぐです。いい感触で打つことができましたし、スタンドまで届いてくれてよかったです!」