投打奮わず敗戦。“地味で偉大な男”平野佳寿が本拠地9回のマウンドで雄姿を見せる。
本拠地・京セラドーム大阪で行われた福岡ソフトバンクとの24回戦。
先発マウンドに上がった陳は初回、無死2塁からH柳田に中前タイムリーヒットを打たれて先制を許すと、失策や四球も重なり1点を追加され、さらに1死満塁のピンチを招く。ファーストゴロの間に3点目を失うと、2死満塁からH庄子に右前タイムリーヒットを浴び、捕手・堀の悪送球も絡んで一気に6点を奪われる。
陳は初回途中で無念の降板となり、2番手・富山が後続を断ったものの、序盤から重いハンデを背負う展開となる。
反撃に出たい打線は2回、1死から宗の死球と紅林のフェンス直撃のヒットで1死2,3塁の絶好のチャンスを作る。しかし後続が倒れ、反撃することができない。
直後の3回には3番手の佐藤一が3連続タイムリーヒットを浴び、リードを9点に広げられる。
4回以降は東山、権田、入山と救援陣が粘りの投球を披露し、福岡ソフトバンク打線を無失点に抑え込んで試合を立て直す。
しかし、打線は相手先発・H松本晴の前に沈黙し、ホームが遠い展開が続く。
試合はそのまま推移すると9回、本拠地のファンを沸かせる場面が訪れる。
この回マウンドへ送られたのは、今季限りの引退を発表している平野。平野はH中村晃を落差のあるフォークで空振り三振に仕留め、貫禄のピッチングで打者1人を完璧に抑えてマウンドを降りる。
一矢報いたい打線だったが試合はそのまま0-9で終了。チームは相手の11安打に対してわずか3安打に封じ込まれ、悔しい無得点での敗戦となった。
試合には敗れたものの、長年バファローズを支えた平野が躍動。慣れ親しんだ9回のマウンドに立ち、グラウンドに別れを告げた。
◇ 岸田 護 監督
「(陳投手が初登板、初先発)今日デビューでしたけど、緊張もあったと思いますし、色々ありましたからね。これからどんどん成長していってもらわなければいけない一人ですので、これを糧にやっていってほしいと思います。
(平野投手のラスト登板、セレモニーは)長く一緒にやりましたので、やっぱりぐっとくるものがありましたね。(最後のバッターを三振で)平野らしく締めたんじゃないかなと思います。(21年間の功績)うちのチームにものすごい大きな功績を残してくれましたし、本当のレジェンドだと思います。(明日はホーム最終戦と西野選手、山田投手の引退セレモニー)思い切って全力でやってくれると思いますので、良い試合にできるようにがんばります」
◇ 陳 睦衡 投手
<2/3回を投げ、3安打6失点>
「なんとか自分の持ち味を出せるようにと思っていたのですが、まだまだ実力が足りていないということを感じるマウンドになりました」
































