オリックス・バファローズでは3月31日、大阪の街を明るくすることに貢献した地元のヒーローに始球式を行っていただく「なにわのHERO」始球式を実施いたしました。記念すべき第一回目の登板者は、人命救助活動に貢献した大阪市大正区の大城良将さん(18)。彼の勇気ある行動と堂々としたピッチングに客席からは盛大な拍手が送られました。
この企画では、人命救助や犯罪の未然防止に貢献した大阪府民、全国的・世界的な活躍をした大阪府民、分野を問わず大阪に明るいニュースを届けた大阪府民に特別始球式に登板いただきます。
大城さんは、3月1日に浪速区と大正区の間にある木津川で流されていた女性を助けたとして、5日に大阪府警浪速署から感謝状が贈られました。小学生からの野球経験者で、これまでの野球指導者からの教え「困っている人は助けなさい」の言葉を思い出し、近くにあったロープを使って女性を救出しました。
この日のために一週間ほど前から練習してきたという大城さん。始球式前には、「楽しみで仕方がないけど緊張する」と話していましたが、マウンドでは鋭いノーバウンド投球を披露。約8千人の観客からは「おー!」という歓声と共に、盛んに拍手が送られました。バッターボックスに立っていた宗選手からは「野球やってたん!?めっちゃ(球が)速いやん」と声をかけられ、笑顔で返していました。
始球式後、大城さんは「狙っていた内角にはいかなかったけど、ノーバンで届いて良かった」と納得の表情。これまでを振り返り「ごく普通のことをしたと思っていたけれど、テレビや新聞の方々、周囲から言われてすごいことをしたんだと気付いた。良い行いをして、良いことが返ってくると嬉しい。周りの人にも、良い行いをしようと声をかけていければ」と胸を張って話していました。
投球動作に入る大城さん
堂々としたピッチングを見せる大城さん
登板後、宗選手に声を掛けられ笑顔を見せる大城さん
大城さんの勇姿はBsTVでも紹介しています。ぜひご覧ください!
【BsTV】なにわのHERO始球式