安達了一選手が京セラドーム大阪で引退記者会見を行いました。
なお、安達了一選手の引退セレモニーは、今シーズンの本拠地最終戦となる9月24日(火)の試合終了後にT-岡田選手と合同で行う予定です。
今シーズンをもちまして、現役を引退することを決めました。13年間、ありがとうございました。
実感はまだないんですけど、寂しい気持ちもありますし、スッキリした気持ちもあります。
自分の中で、守れなくなったら引退というのがありましたので、(5月1日の)ほっともっとの試合で1イニング3失策してしまったあたりから様子がおかしくなって、悩むようになりました。そういう中でも家族だったり、周りのみんなが励ましてくれて、ファンのみなさんにもいっぱい声を掛けてもらってがんばることができたというのはあります。
先にTが発表になったんですけど、自分も心の中では決めていたこともあって、Tとは話はしていました。チームが弱い時期にどうやって強くするかということを色々話した仲でもありますし、とてもいい関係だと思います。(T-岡田選手が)いてくれて本当によかったです。低迷期から一緒にやってて、まさか優勝できるとは思っていなかったので2人で喜び合えてよかったです。
素直に言いますと、その時はやめようと思いました。それでも家族の支えや、ファンのみなさんが励ましてくれて、それでがんばろうと思うことができました。周りの方が自分の病気に気を使ってくれて、自分がやりやすいようにしてくれましたので、本当に助かりました。(復帰した試合では)大歓声をいただいて。あれは忘れられません。本当に泣きそうになりましたね。(同じ境遇の方から)“僕も潰瘍性大腸炎です”とか“病気です”とか、そういう手紙がかなり多かったので。そういう方たちの為にもまだやらなくちゃいけないと思いながら野球を続けました。
良い試合は印象に残っているのはいっぱいあるんですけど、近いところで言ったら、あまり良くないんですけど、やっぱり失策した試合が自分の中でずっと残ってしまいます。自分の分かれ道だったのかなと思いますね。
プロに入ったときにバッティングでは生きていけないと思い、コーチの方に助けてもらいながら守備をがんばって、守備がうまいと言ってもらえるようになりましたので。守備のおかげでここまでできましたので、後悔はありません。
オリックスでなければここまで使ってもらえなかったですし、3連覇、日本一も経験できました。本当に感謝しかありません。
周りの方の支えでここまで来ることができたので“感謝”ということばですね。
暖かいファンの方しかいないので。本当にオリックスにきてよかったです。オリックスで終われてよかったなと思います。
13年間暖かいご声援ありがとうございました。みなさんの声援がなかったらここまでできていないです。これからもチームは強くなると思いますので、まだまだたくさんの応援をよろしくお願いします。