

9回に同点に追いつかれ、首位攻防戦3戦目は悔しい引き分けに



初回を三者凡退に抑えた先発田嶋は、2回に四球で走者を出すも無失点で切り抜けると、その後も2塁を踏ませないピッチングを展開し、援護点を待つ。
すると5回、打線は二死2塁の好機を作ると、福田がセンター前タイムリーヒットを放ち、先制点を奪う。
6回には杉本がライトスタンドへ24号ソロホームランを運び、リードを広げる。
終盤に入った7回、田嶋はソロホームランを浴びて1点差に迫られる。それでもこの回を最少失点でしのぐと、続く8回は無失点に抑え、8回1失点の好投。
9回のマウンドには守護神・平野佳が登板。だがM荻野貴に痛恨の同点弾を浴びてしまう。
なんとしても1点が欲しい打線は、9回裏の攻撃で二死1,2塁のチャンスを作る。しかし最後は紅林が強烈なライナーを放つも、惜しくもサードの正面に飛んでしまい、ゲームセット。神戸での首位攻防戦は1勝1敗1分けに終わった。
◇ 中嶋 聡 監督
「田嶋はよく投げました本当に。この前と別人のように、素晴らしいピッチングでした。(追いつかれてしまいましたけど)負けたわけではないので、切り替えるしかないと思います。残り35試合、こういうゲームが続いていくと思いますので、これをどうやって拾っていけるのか。それしかないので、切り替えて明日がんばります。」
◇ 田嶋 大樹 投手

<先発8回を投げ、3安打、10奪三振、1失点の好投!>
「今日はストライク先行のピッチングが出来ていましたし、フォームのバランスもよく、落ち着いてリズムよく投げられていたと思います。他の球種もよかったですが、フォークがいつもより少しチェンジアップ気味に抜けていて、より効果的に使えていたと思います。」
◇ 福田 周平 選手

<5回2死2塁から、センターへ先制タイムリーヒットを放つ!>
「打ったのはシンカーです。変化球も頭に入っていましたし、少し浮いてきた変化球にしっかりと落ち着いて対応出来たことが、いい結果につながってくれたんだと思います!」
◇ 杉本 裕太郎 選手

<6回無死から、ライトスタンドへ飛び込む24号ソロHRを放つ!>
「打ったのは真っすぐです。T(-岡田)さん、おかえりなさいの祝砲を上げられてよかったです!次の1点を取れるように、この後もがんばります!」