2023年オープン戦第2戦
阪神甲子園球場にてオープン戦第2戦が行われました。
バファローズ先発の田嶋は、140キロ後半のストレートを中心に相手打線を力で捻じ伏せるピッチングを見せる。田嶋は先発3回を投げ3四球を与えるものの、ヒットは内野安打の1本のみ、1安打無失点の好投。開幕へ向けて順調な仕上がりをアピールした。
バファローズ打線は2回、森の2BHなどで無死2、3塁のチャンスを作ると、シュウィンデルがレフトへタイムリーを放ち鮮やかに先制。さらに無死満塁とチャンスが広がった場面でも、紅林、太田にタイムリーが飛び出し、この回だけで4点を奪う猛攻を見せる。
6回にチームオープン戦第1号HRが中川圭に飛び出し、点差を3点に広げる!
4回から継投に入ったバファローズは、ドラフト1位ルーキーの曽谷がオープン戦初登板を果たす。曽谷は2ランHRで2点は奪われるが、1回1/3で4奪三振。アウトを全て三振で奪うなど今後への期待が大きく膨らむ登板となった。その曽谷から1死満塁でバトンを受けた漆原が注文通りのダブルプレーで切り抜けリードを守りゲームの後半戦へ突入する。6回も漆原が三人で相手打線を退け、7回からは近藤、ワゲスパックが無失点で相手の反撃を封じると9回には頓宮の2点タイムリー2BHが飛び出し、ダメ押し。9回は阿部がきっちりと無失点に抑え、7-2で勝利。快勝でオープン戦2連勝を飾った。
この試合、自身初の二桁勝利を狙う田嶋は3イニングを無失点に抑え、順調な仕上がりをアピールすると、漆原は1死満塁のピンチを無失点で切り抜け、2試合連続の火消しに成功。打線では森、紅林が2安打を放ち、中川圭にも一発が飛び出すなど、10安打7得点と投打がガッチリと噛み合う有意義なゲームとなった。
◇ 中嶋 聡 監督
「田嶋はボール自体は非常によかったのかなと思います。しかし調整段階ではありますが、フォアボールが多かったですね。フォアボールでは何も生まれないと思いますし、バッターとの対戦という中なので、ストライクをもっと投げてほしかった。曽谷も一緒ですね。緊張もあったと思いますが、打たれて力んでというか、自分のボールを(ストライク)ゾーンにもっと投げてほしい。ボール自体はいいと思いますが、これも勉強ですけどね。
打線は、(2回の)点を取った後ですね。得点圏でのバッティングというのが今は課題だと思っていますので。試せるのはいつなのかというと、今だと思いますので、全員考えてやっていってほしいと思います。」
◇ 田嶋 大樹 投手
<先発3回を内野安打の1本のみ。無失点に抑える好投を見せる!>
「いい感じで投げられた。ボールが続くところもあった。もう少しゾーンでキャンプでやってきたホーム試合の中でどういう。打たれたくないなどの気持ちも出たので、修正していかなければ次に挑みたい。まっすぐよかった。この冬、出力を上げるトレーニングをしてきて、それが数字にも出てきているので。開幕までもう少し考えて、一年間投げ抜いて、少しでも価値のある選手として今年も精進したい。」
◇ 中川 圭太 選手
<6回1死からレフトスタンドへチームOP戦第1号HRを放つ!>
「打ったのはストレートです。打球が低かったので、どうかなというのはあったんですが、なんとか入ってくれました。バッティングカウントでしたし、積極的に打ちにいくことができてよかったです!」