緊迫した投手戦は宗のサヨナラ犠飛で決着!
本拠地京セラドーム大阪に戻り、迎える中日との3連戦の初戦。先発のマウンドに上がったカスティーヨは初回、いきなり1死満塁のピンチを招くが、後続を打ち取り無失点で切り抜ける。しかし続く2回表、味方野手の失策も絡み1死3塁のピンチを背負うと、D田中の一ゴロの間に走者が還り、1点の先制を許す。
一方の打線は3回裏、1死2塁からこの日1軍復帰即スタメンに起用された杉本が投手のグラブを襲う内野安打で続き1死1,3塁とチャンスを拡大する。同点に追いつくチャンスを作るも、ここはD涌井の前に後続が倒れ得点ができない。
好投を続けてきたカスティーヨだが6回表、ヒットと2つの四球で1死満塁のピンチを招いてしまう。しかしここも後続を三振とレフトフライに抑える気迫のピッチングで追加点を許さない。
直後の6回裏、中川と西野の連続ヒットで無死1,3塁のチャンスを作ると、続く太田がセンターへの犠飛を放ち同点に追いつく!
緊迫したロースコアの中、試合は終盤へ。カスティーヨの好投は続き、7回を投げ終え自責点0の内容でマウンドを降りた。バファローズは8回本田、9回マチャドが各回を三者凡退に抑える好投でサヨナラ勝利に望みを繋ぐ。
迎えた9回裏、途中出場の先頭・宜保がヒットで出塁。続く西川の打席で盗塁を決めると相手捕手の悪送球も重なり、無死3塁とサヨナラへ向け絶好のチャンスを演出する!その後1死1,3塁となり宗が打席に。初球を打ち返した打球はレフトへの犠飛となりサヨナラ勝利!緊迫した投手戦を制し、2連勝を飾った!
◇ 中嶋 聡 監督
「(9回の攻撃は)宜保が出て走ってサードまで行ってくれたというのが全てだと思います。(犠牲フライ2本での2点について)いつもヒットでというのではなく、犠牲フライでというのはしっかりと打てたのかなと思います。
(7回1失点の先発カスティーヨ投手のピッチングについて)味方のミスでの失点だったので、カスティーヨには申し訳ないですね。本当にナイスピッチングだったと思います。(リリーフ陣の力投について)本田がここのところがんばってくれていますので形にはなっていると思いますけどね。
(明日の戦いに向けて)今いる選手全員でやっていきたいと思います。」
◇ 宗 佑磨 選手
<今日のヒーロー!1-1の同点で迎えた9回にサヨナラ犠牲フライを放ち、チームを勝利に導く!!>
「(サヨナラの場面は)打席には冷静に入れたので、よかったかなと思います。
コンパクトに芯で捉えられていたので、今日はヒットを打っていないんですけど、宜保選手の足を信じて、なんとか行ってくれと思っていました。
(宜保選手の走塁について)以前、僕がサヨナラを打った時も、宜保選手がチャンスで仕事してくれていましたし、今日ももしかしたら何かあるんじゃないかなと思って、自分自身も少し期待しながら打席に入っていました。
(オリ髭デーでの活躍は)サイコーです!
(チームとして)こういう状況も乗り越えなければいけないと思っているので、全員で力を合わせて、また明日からも頑張っていきたいと思います!
(ファンの皆さんへ)今日も最後まで応援ありがとうございました!」
◇ ルイス・カスティーヨ 投手
<先発7回を2安打1失点>
「7回まで投げ切ることができてよかったですし、最少失点で凌いでゲームメイクできたこともよかったと思います。」