リーグ公式動画配信サービス「パーソル パ・リーグTV」の公式YouTubeチャンネルでは、パ・リーグタイトルパートナーであるパーソルホールディングス株式会社が企画した『パ・リーグ裏側密着中「パーソルカメラ」』を公開中。「パ・リーグを支えるスタッフの仕事へのプロフェッショナリズムを30台以上の定点カメラがあらゆる角度から解き明かす!」というテーマで制作され、昨年公開された同シリーズの動画は、累計100万再生を超えている。
2025年の第1弾はオリックス・バファローズ。「オリックス・バファローズ 宮崎春季キャンプ 2025」の裏側を30台以上のカメラが捉えた。
第1回は、アマチュアスカウトグループの岡﨑大輔さんに密着。岡﨑さんは花咲徳栄高校時代に甲子園に出場し、2016年のドラフト3位指名でバファローズに入団した。5年間の現役生活を終え、2022年からは同球団のスカウトに転身している。
2024年のドラフト会議で指名された、1位・麦谷祐介選手、6位・片山楽生投手、育成3位・上原堆我投手のスカウトを担当した。そんな岡﨑さんは、現ドジャースの山本由伸投手と同期入団。彼の意識の高さを間近で目の当たりにできたのは、今のスカウティング活動にも活きているという。
プロ野球チームのスカウトと聞けば、“アマチュア野球の現場で金の卵を探す仕事” とイメージする人がほとんどだろう。そんなスカウトたちは、プロ野球の春季キャンプに帯同してなにをしているのか。
実はスカウトたちにとって、春季キャンプは重要な時期。1年の大半を学生・社会人野球の視察に当てているため、目がアマチュアを見る目になっていくそう。投手であれば球速・球質が全然違うので、プロ野球選手のプレーを春季キャンプで見ることは、アマチュア選手との比較という意味で、非常に有意義な時間のようだ。
また、アマチュア野球の関係者をキャンプ地でアテンドするのも仕事の一つ。密着日にもちょうど来客があり、上原投手の母校であり、岡﨑さんの出身校でもある花咲徳栄高校の監督とキャンプ地を回っていた。
他には、スカウトの年間スケジュールや他球団スカウトとの関係、仕事のやりがいなど、興味深い話も。担当選手のメンタルサポートを行っている様子も捉えている。
第2回は、イベントグループの松元唯香さんに密着。松元さんは2021年まで8年間にわたって、球団公式ダンス&ボーカルユニット「BsGirls」の “CHAL” として活躍した。現在の仕事はイベント全般の企画・運営・台本制作など。その中で、球界初の男女混成ダンス&ヴォーカルユニット「BsGravity」のプロデュースも担当している。
密着日は「BsGravity」AKANEさん、RUNAさんの初ステージだった。新メンバー発表からわずか2週間後のこの日。空港からキャンプ地への車移動中には冗談を交えながら、不安を覚えている彼女たちを励ましていた。
本番直前には握手をしながら声掛け。メンバーを元気付けて送り出すのも、仕事の一つだ。控室ではメンバーたちと談笑する様子も。メンバーたちのお姉ちゃんに見えるほど、良い関係を築けていることがうかがえる。
終始笑顔で仕事をしている姿が印象的だった松元さん。他にも「BsGirls」時代にCチームから這い上がったエピソードや、球団職員になろうと決めた際の想いなどを語った。1年のスケジュールも、細かく伝えてくれている。
第3回は、Bs SHOP店長の久田篤史さんに密着した。久田さんは、バファローズのメインであるグッズショップの店長として業務をこなしつつ、アイディア出しをするなど、グッズ販売に関する業務全般を担っている。
密着日は春季キャンプ期間最大の繁忙期であり、社員4人、アルバイト14人の体制で臨んだ。大繁盛で多忙を極める店内。当然売れ筋商品の在庫はなくなっていくので、大阪の店舗や通販に連絡を取り、在庫調整するのも仕事の一つ。春季キャンプメインで働いているが、大阪店舗の状況も確認しながら並行して業務を進める久田さん。連携を取るのが難しく大変だと語る。
昼過ぎには売上をチェック。この日は1万5000人が来場したが、3連覇直後の去年は過去最多の2万9000人が来場していることもあり、前年の売り上げには届いていない。来場人数が不透明なこともあり、波の激しいグッズ販売。売上と在庫のバランスを読むのが店長の腕の見せ所だ。
「1分でも早く商品を届ける」「品切れをなくそう」と、とにかくお客さまのことを第一に考えている久田さん。去年の春季キャンプでいただいた意見を元にアイディアを出し、「Buffaloes応援タオル(2025キャンプ)」の発売を実現させた。お客さまファーストで売り場と倉庫を動き回る姿に、心が打たれる。
球団を支える各スタッフに約30台のカメラで密着。なかなか公には見ることができなかったパ・リーグを創りあげるスタッフの姿を探る。野球という仕事に打ちこみ、自分のレベルを高めていく選手のサポートを職業にする人、会場をととのえる仕事や、ファンを盛り上げるための仕事をする人。パ・リーグという熱戦をつくりだしているすばらしさを見つめ、パ・リーグではたらくすべての人へのエールを込めて、職種によっても違うはたらき方やこだわりに触れていく。
企画:パーソルホールディングス
・本編
プロデューサー:大住 佑介(Vision1)
演出・撮影・編集・音楽/音効:中山 宙
撮影・編集:折笠 慶輔(OriVE)
制作:株式会社Vision1
・縦型ショート動画
編集:杉山 雄大(ASK)
制作:株式会社ASK